
結婚相談所の成婚料とは?結婚相談所のからくりの一つを徹底解説!
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結婚相談所の「成婚料」とは?基本を解説
結婚相談所では「成婚料」という費用が設定されていることがほとんどです。金額は相談所ごとに異なりますが高額なことが多く、なぜ設定されているのか分からないと納得できない方も多いでしょう。なぜ成婚料が必要なのか、どのような仕組みなのかを詳しく解説します。
成婚料の定義と発生するタイミング
成婚料とは、結婚相談所で交際が成立した後、成婚退会する場合に発生する費用です。
結婚が決まった際に支払う成功報酬のようなものとして設定されています。
多くの結婚相談所では、結婚相談所で結婚相手が見つかって退会する際に支払います。
結婚相談所における「成婚」の定義とは?
結婚相談所における「成婚」は、正式な婚姻届の提出ではなく、結婚を前提とした交際が成立したタイミングのことを指します。例えば、プロポーズが成功し婚約が決まった場合、同棲を始めた場合、婚前交渉を行った場合などがあります。「成婚」の定義は結婚相談所ごとに異なりますので、事前にしっかりと確認をしておきましょう。
成婚料の相場と相談所ごとの違い
成婚料の相場は、一般的に10万円~30万円程度とされています。ただし、結婚相談所によっては成婚料がないプランや、50万円以上かかるケースもあります。
成婚料の有無や金額とサービス内容は大きく関連するため、金額だけではなく提供されるサービスも確認することが重要です。
成婚料は必要?儲けるためのからくりじゃない?
多くの結婚相談所において、成婚料は高額な設定となっています。そのため、成婚料は結婚相談所が儲けるからくりとして必要以上に高額になっていると言われることもあります。結婚相談所というビジネスにおいて成婚料が重要な収益の一つになっていることは事実ですが、無意味に設定されているわけではありません。成婚料は、結婚相談所が「結婚をゴールとしたサポート」を提供するための大事な仕組みなのです。ここでは、成婚料の役割や、成婚料の有無によって発生し得る違いについて解説します。
成婚料=結婚相談所が成婚を最優先に考える仕組み
成婚料は、結婚相談所の会員が無事に成婚できた場合にのみ発生する成功報酬です。逆に言うと、会員が相手をうまく見つけられなかったり、交際が進まずに成婚まで至らなかった場合には一切発生しません。結婚相談所にとって成婚料は非常に重要なため、成婚料が設定されていることで「会員を確実に成婚させる」という目的に向けて全力でサポートするようになります。結婚相談所によりますが、そのような大事な成婚を数多く実現できるカウンセラーにはしっかりとボーナスが出ることも多く、カウンセラーにとっても会員とより真剣に向き合う大きな後押しとなります。
成婚料があることで受けられる手厚いサポート
成婚料があることでカウンセラーのサポートが変わると説明しましたが、一人のカウンセラーがサポートに使える時間には限りがあります。あまりにも多くの会員のサポートを一人で行うとなると、当然会員それぞれに費やせる時間が減り、サポートの質が落ちます。そのような状況を回避するためにはカウンセラーの人数を増やしたり、カウンセラーの負担を減らしたりする工夫が必要ですが、そのようにすると当然費用が発生します。成婚料が設定されていることで、サポートを充実させることができ、結果として会員の結婚したいという想いに応えることができます。
成婚料がない結婚相談所は選ばないほうがいい?
成婚料がない結婚相談所を選ぶことで、最終的な費用を大きく減らせます。
ただし、先に説明したように成婚料がないことでサポートが思うように受けられないという可能性があります。また、そもそものサービス設計として、成婚が目的ではなく、出会いの提供に重点を置いているケースがあります。「確実に結婚したい」という強い想いがある場合は成婚料の設定されている結婚相談所を選ぶ方がスムーズに成婚できる可能性が高いと言えるでしょう。
成婚料が発生するタイミングと注意点
成婚料は、成婚が決まった際に支払う費用ですが、タイミングは相談所によって異なります。
また、成婚料が発生しないケースや、追加費用の有無についても事前に確認が必要です。
ここでは、成婚料に関する具体的な支払い条件や注意点について解説します。
成婚料が発生する具体的なタイミングとは?
成婚料は、正式な婚姻届の提出ではなく、相談所が定める基準を満たした時点(「成婚」とみなされたタイミング)で発生します。多くの相談所ではプロポーズが成功したときや、結婚前提の交際が成立したときと定められています。また、相手を一人に絞った交際を開始してから一定期間が経過した場合なども成婚とみなされる場合があります。
成婚料が発生しないケースは?
結婚相談所を途中退会する場合、基本的に成婚料は発生しません。
ただし、退会時の状況によっては成婚料が発生することがあります。
例えば、相談所を通じて出会った相手と交際を続ける場合、成婚扱いとなることがあります。
成婚料以外の追加費用が発生するケース
成婚料は成婚に対する成功報酬のため、基本的に金額が変わったり追加費用が発生することはありません。ただし、成婚後のサポート料やオプション費用が設定されている結婚相談所もあります。
具体的には、婚約指導や結婚準備サポートなどの追加サービスが提供される場合です。
成婚料が低く設定され、代わりに成婚後のオプション利用が必須となっている契約の場合、結果として支払う総額が大きくなる可能性があるため、事前に相談所の料金体系を確認し、成婚料以外の費用も把握しておくことが大切です。
成婚料を支払いたくない・割引してほしい場合はどうする?
成婚料は高額な場合が多いため、少しでも負担を減らしたいと考える方もいます。
結婚相談所によっては、交渉や分割払い等に応じてくれる可能性もあります
ここでは、成婚料を抑えるための方法について紹介します。
成婚料の割引交渉は可能?
成婚料の金額は基本的に決まっており、割引を設定している相談所はほとんどありません。
ただし、結婚相談所や会員の状況によっては交渉が可能な場合もあります。
特に、長期間活動している場合や料金プランの選択などでまとまった金額を支払うことが分かっている場合には交渉できる可能性が高くなります。
成婚料はクレジットカードで支払える?分割は可能?
結婚相談所によっては、成婚料を一括払いだけでなく、分割払いに対応している場合もあります。
また、クレジットカード払いに対応している結婚相談所も増えています。
入会時に支払い方法を確認するようにしましょう。
いずれの場合でも、成婚料について入会時に必ず説明があります。一度契約してしまった後に成婚料が高すぎるからと交渉するのは難しく、最悪の場合は強制退会等につながりかねないため、疑問点は入会時にすべて確認しておきましょう。経済的に不安がある場合は入会時に正直に相談しておくことで、結婚相談所も柔軟な対応を一緒に考えてくれる可能性があります。
まとめ:成婚料の仕組みを理解し、納得のいく結婚相談所選びを
結婚相談所の成婚料は、サービスの質やサポート内容に大きく関わります。
金額だけで判断せず、自分に合った相談所を選ぶことが重要です。
今回の記事で紹介した、特に重要なポイントを改めて整理します。
▼成婚料についての重要ポイント
- 成婚料は成婚が決まった際に発生する費用で、相場は10万~30万円。
- 成婚料があることで、相談所は成婚に向けた手厚いサポートを提供。
- 成婚料がない相談所は費用が抑えられるが、サポートが少ない場合も。
- 料金を抑えたい場合、入会時に分割払いや支払方法について確認する。
結婚相談所選びは、成婚料を含めた費用と結婚という成果のバランスを総合的に判断する必要があります。費用だけでなく、サポートや結婚相談所のスタンスを考慮して決めることがポイントです。
納得のいく相談所を見つけ、理想の結婚を叶える第一歩を踏み出しましょう。