
結婚相談所のからくりとは?失敗しないコツを仕組みから解説!
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世の中にはたくさんの結婚を支援するサービスが存在しています。それらのサービスの中で、結婚相談所は比較的高額な料金が設定されていることが多く、なかなか手を出しにくいサービスの一つかもしれません。今回の記事では、結婚相談所の仕組みと料金設定等の理由を事業者としての目線から紹介し、結婚相談所についての不安を解消します。
結婚相談所にはからくりがある?不安を感じてしまう理由
結論からお伝えすると、結婚相談所に「からくり」という言葉から連想されるようなたくらみや不正に近い仕組みはありません。しかしながら、結婚相談所というサービスに対してあやしさを感じてしまう方から質問をいただくことがあります。結婚相談所というサービスを提供する立場から見たときのあやしそうに見える点をまとめてみました。
結婚相談所のあやしそうな点その1:サービス内容が分かりにくい
「結婚相談所」と聞いたとき、どういったサービスを提供する会社なのかすぐにイメージできるでしょうか。結婚に関して何かをサポートをしてくれる、というところまではすぐに分かるものの、それ以上のことは名前からは分かりません。実際には結婚相手を見つけて結婚(成婚)に至るまでを支援してくれるのですが、「相談」という言葉には、悩みを聞いてもらったり、手続きを代行してくれたりという印象も含まれます。さらに、結婚相談所がどのように結婚相手を紹介するのかという裏側の仕組みを理解するのが難しく、とっつきにくい印象を持ってしまいます。
結婚相談所のあやしそうな点その2:かかる時間・料金が大きい
イメージがはっきりしなくとも、軽い気持ちで試せるような金額の商品・サービスであればそこまであやしさを感じることはありません。スーパーで見かけた新商品のお菓子を買ったり、ネット記事で紹介されていた新しいスマホゲームで遊んだりするのは簡単です。仮に失敗しても失うお金や時間が大きくなく、次回以降はもう使わない、と決めるだけです。
しかし、結婚相談所は入会までに多数の書類を揃える必要があり、また他のサービスよりも高額が費用が発生することがほとんどです。費やすものが大きくなるのであれば失敗したくないと考えるのも当然で、慎重に検討します。
結婚相談所のあやしそうな点その3:人によって成果が異なる
結婚相談所を運営する立場としてこう言わざるを得ないのは残念ですが、結婚相談所を使えば必ず結婚できるわけではありません。結婚相談所を使うことで結婚できる可能性が飛躍的に向上することは保証します。そのためのサポート体制もしっかりとあります。しかしながら、最終的に結婚できるかどうかは会員本人の行動とタイミングで決まります。したがって、費やしたものに対して絶対にリターンがあるとは言い切れないのです。決まった料金を支払うことで確実に対価が得られるサービスに比べて、利用を躊躇ってしまう理由の一つです。
結婚相談所の仕組み(ビジネスモデル)
結婚相談所があやしそうにみえる理由を3つ紹介しましたが、実はこれらの点は結婚相談所というサービスがどのように成り立っているかを知ることで解消されます。
ここでは、結婚相談所のビジネスモデルとマッチングの仕組みを詳しく解説します。
結婚相談所はどうやって売上を得ているのか?
結婚相談所の主な収益源は3つあります。
①入会金:登録手続きや初回カウンセリングの費用として設定されています。
②月会費:お見合いの調整、交際サポートなどの継続して発生するサービスに対する費用です。
③成婚料:結婚が成立した際に支払う成功報酬です。
(こちらの記事もどうぞ:結婚相談所の成婚料とは?結婚相談所のからくりの一つを徹底解説!)
結婚相談所によって名称が異なったり、オプション費用が設定されていることもありますが、大きくはこの3つを収益源としています。
結婚相談所を運営するためにかかる費用は?
結婚相談所の運営には以下のような費用がかかります。
①人件費:主にカウンセラーやサポートをする人たち、また規模が大きくなると経理や法務、マーケティングといった部署で働く人を雇用するための費用が発生します。
②加盟店に支払う費用:この次の項目で紹介する「加盟店制度」に所属している結婚相談所の場合、加盟金やシステム利用料を支払います。
③家賃・光熱費:結婚相談所が店舗を構えている場合、毎月固定で家賃や光熱費がかかります。
④広告宣伝費:結婚相談所を知ってもらうため、インターネット上に広告を出したり、近所の店舗においてもらうチラシを作製したりする費用です。
サービスの提供内容や場所によって発生しない費用があったり、上記以外にも必要な費用があったりしますが、上記の費用を賄うための売り上げが必要です。
結婚相談所の加盟店制度の仕組み
加盟店制度のメリット
結婚相談所のビジネスモデルとして特徴的なのが「加盟店制度」です。
多くの結婚相談所は単独で運営するのではなく、連盟と呼ばれる大きなグループに所属しています。
結婚相談所のサービスが機能するために最も大切なことは、「紹介できる相手がいる」という点です。
加盟店制度は、この紹介できる相手をできるだけ多く確保するための仕組みです。
もし1社が単独で結婚相談所事業を運営する場合、紹介できる相手はその会社に登録されている会員だけです。1社だけが集められる会員数には限界があります。さらに、男女比をうまく調整しなければなりません。しかしその会社が加盟店制度に入っていると、同じ連盟に入っている他社の会員も紹介することができます。小さな規模で結婚相談所を運営している事業者でも「紹介可能者数〇万人!」といった謳い文句があるのは、連盟全体の人数が大きいからです。
加盟店制度のデメリット:結婚相談所はどこでも同じ?
一方で「どの結婚相談所に入っても紹介してもらえる(出会える)相手は同じ」という意見が散見されるのも、この加盟店制度によるものです。先に紹介したとおり、同じ連盟に所属している加盟店同士はその連盟の会員全員を紹介できるので、仮に3つの異なる結婚相談所があったとしても、加盟している連盟が同じであれば、紹介できる相手は同じになります。複数の異なる連盟に加盟していたり、結婚相談所が情報を公開していない会員がいる場合は紹介できる相手の数が増えますが、加盟店制度の仕組み上どうしても発生するデメリットです。そのため、出会える相手の数ではなく、自分の考え方や婚活の方針に近い結婚相談所を選ぶことが重要です。
結婚相談所は高すぎる?高額な料金設定の理由
手厚いサポートと環境を確保する費用
結婚相談所では、サービスのゴールを「結婚(成婚)」としています。そのため、出会いだけを提供するのではなく、出会った後の交際やプロポーズにもサポートを行います。また、結婚という大きな決断をする会員に真剣に向き合うため、カウンセラーはしっかりと準備をして面談に臨みます。
カウンセラーをはじめとするサポートスタッフが費やす時間が長くなってしまい、その分の費用を賄うために高額な料金設定となりがちです。
また、結婚相談所が独自にお見合いのスペースを確保しているなどの場合、家賃等も料金に反映されます。
真剣に結婚したい人だけを集めるふるいの役割
結婚相談所が高額となるのは先に説明した人件費等の費用を賄うためですが、その結果として大きなメリットがあります。それは「結婚に真剣に向き合わない方を排除する」という作用です。
入会金が発生せず月会費も低額な場合、誰でも気軽にサービスを利用できます。一方で、結婚に真剣ではなく、誰かと食事や遊びに行きたい、試しに使ってみたい、などといったあまり熱量の無い方も入ってきてしまう可能性が出てきます。結婚に真剣な方とって、結婚をしっかりと考えていない方と会うのは時間とお金の無駄でしかありません。しっかりとしたサポートがあり、そのために高額な料金が設定された結果、会員の質も保たれている形です。
結婚相談所で成果を出して結婚する方法
結婚相談所の利用を躊躇してしまう原因の一つに、成果が出るか分からないという点があります。冒頭で述べたように、成果が出る保証はありません。しかし、結婚しやすくなる準備や心構え、行動はあります。ここでは、時間とお金を無駄にしない、結婚相談所を最大限活用するためのポイントを解説します。
効率よく短期間で結婚するためのポイント
① 具体的な結婚の目標を設定する
「半年以内に成婚する」など、具体的な目標を持つことで婚活の軸が定まります。
先の目標を立てにくい場合は、「今月は10件お見合いを申し込み、3件お見合いをする」といった目の前でできる行動を目標として設定しましょう。また、それらの目標をカウンセラーと共有し、伴走してもらえる体制を作りましょう。
② 積極的にお見合いを申し込む
受け身ではなく、自分から動くことで出会いのチャンスを増やせます。
お見合いがお断りされてしまうことも当然ありますが、数をこなすことで考え方が定まってきます。
また、お見合いを申し込む傾向からカウンセラーもアドバイスがしやすくなります。
③ プロフィール写真と自己紹介文をアップデートする
プロフィール写真はできる限り清潔感のあるものとし、プロの写真館などで撮影しましょう。また、自己紹介文はお見合いや交際を経て気づいた点、アピールしたい点を盛り込んでアップデートすることが大切です。
④ 交際相手としっかり価値観をすり合わせる
結婚相談所の大きな強みの一つは、結婚したいと真剣に考えている人しか会員にいないことです。
通常の恋愛では聞きにくい将来の話も、結婚相談所の交際ではむしろ聞くべきことです。
早い段階で価値観を確認するようにし、お互いの認識のずれを減らしていきましょう。
結婚相談所は、上手に使うことで結婚までの時間と手間を大きく減らすことができるサービスです。
仕組みを理解し、合っているかどうか確認することが大切です。
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