
恋愛しない結婚って何?
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こんにちは!
恋愛しない結婚相談所 Immari(あいまり)の七條です。Immari(あいまり)は「恋愛しない結婚」をテーマとして掲げています。
これは、Immari(あいまり)が提供する価値である「理想の相手とできる限り早く出会い、結婚する」ために必要な要素だと考えているためです。
今回の記事では「恋愛しない結婚」という、一見すると違和感のあるメッセージの背景と理由について説明し、なぜImmari(あいまり)がこのテーマを掲げているかについて紹介します。
恋愛していると結婚できない?
皆さんは恋愛と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?
辞書によると、恋愛とは「特定の人に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。また、互いにそのような感情をもつこと。」と説明されています。
しかしながら、一般的に恋愛というと
出会い→好きになる→告白→交際→プロボーズ→結婚
という結婚までの一連の流れのことを指す場合が多いのではないでしょうか。
しかしながら、恋愛の先に結婚があるというのは、あくまでも一つの選択肢でしかありません。相性が合わずに別れることもあるはずです。
にもかかわらず結婚に至るために恋愛が必須であるという考え方をしてしまうと、結婚が遠のいてしまう可能性があります。それは、結婚の前段階としての恋愛には次の4つの弱点があるからです。
恋愛していると結婚しにくくなる4つの弱点
恋愛中は結婚の条件を意識しにくい
恋愛は、多くの場合生活の中で出会える方がお相手となります。つまり、何かしらのつながりがあって出会うことが多く、そのような方にいきなり年収の話や将来の家族像について話すことはあまりないはずです。それよりも、趣味が同じだったり、好きなものが同じだったりということで好きになり交際が始まることが多いのではないでしょうか。このような時間はとても楽しく、二人にとって大切な時間です。しかしながらいざ結婚を考えたときに、実は結婚の相手としては条件が合わない、ということに気づく可能性があります。もちろん交際の間で仕事や収入についての話をする機会は多くあるはずです。でもその時は、彼氏または彼女としての視点で捉えています。生涯のパートナーとしてどうかという視点はあるでしょうか。さらに仮に交際途中で結婚の条件が合わないと感じたとしても、一緒に過ごしていて楽しい交際相手に別れを切り出すというのは感情的にとても難しく、また今が楽しいということで判断が先延ばしになりがちです。
複数の方と同時に付き合うことができない
いろいろな形の交際があるかもしれませんが、一般的な恋愛で同時にお付き合いできる相手は1人だけです。交際を続けていると、付き合う前とは違う相手の良さが見つかることもあれば、気になる点が見つかることもあります。また、交際中に仕事や生活、将来について話しながら自分が大切にしたい価値観が見つかることもあるはずです。これらは交際しないと分かりません。そのようなことに気づいたとき、今の交際相手が結婚できる相手だと確信してそのまま結婚できれば問題ないのですが、相手の気になる点が増えてきたり、自分がより重視したい点が出てきたりして残念ながら交際を終えることもあるでしょう。恋愛の場合、このプロセスを一人ずつ行うことになります。交際期間が長くなればなるほど多くの点に気づき判断がしやすくなりますが、一方でもし結婚に至らなかった場合、次の結婚相手を探すのにまた同じ長い時間を費やさないといけないかもしれません。
結婚への意思や認識がずれることがある
多くの人が恋愛の先には結婚があると考えている一方で、結婚するかどうかはそれぞれが自由に決められます。自分は結婚を意識して交際をしているが、相手はそうではなかった。あるいは相手の考えているタイミングは自分の想定と大きくずれていた、といった状況が発生します。結婚したいと言いつつ、金銭面や仕事面の理由によりなかなか具体的なアクションに移せない、ということもあり得ます。しっかりと結婚についての意見を交わすことなくただ一緒にいて楽しいからと交際を続けていると、実は結婚についての考え方や認識がずれていて、結局結婚できない、ということが起きます。
恋愛そのものが目的になる可能性が高い
恋愛は楽しいものです。一緒にいて気が楽で、楽しい時間を共有できる相手と一緒にいるからです。これは結婚を考える際にもとても重要な要素なのですが、恋愛として一緒にいる二人と、結婚して一緒にいる二人は関係が変わることがほとんどです。そして多くの場合、結婚してからの関係には楽しさだけではなく、大変な状況を一緒に乗り越える場面も出てきます。親、子ども、仕事、住む場所など、恋愛しているときにはあまり気にしなくて済んでいたことにも目を向ける必要が出てきます。結婚しないと得られないものは当然あるのですが、目の前の楽しさで考えると、恋愛を続けて結婚には踏み切らない、そのように考えてしまう可能性もあります。
結婚するためには恋愛が必須?
もし結婚を目標とした場合、実は恋愛はあまり効率が良くないということを説明しました。
そもそも、恋愛は結婚するために必須なのでしょうか。
このグラフは子ども家庭庁の資料「結婚に関する現状と課題について」(2024/07) から引用したものです。このグラフを見ると、1965年ごろに見合い結婚と恋愛結婚の割合が逆転し、以降は恋愛結婚が多数を占めていることが分かります。

子ども家庭庁の資料「結婚に関する現状と課題について」(2024/07) より引用
しかし、実はこのような恋愛結婚が一般的だと考えられている時代は非常に稀で、歴史的に見て日本社会では「恋愛と結婚は別」という考え方が一般的な時代がほとんどでした。例外的に明治・大正時代に欧米からの考え方が一気に広まった時期や、高度経済成長期に多くの若者が都会へ移動したことに起因する恋愛結婚の広まりはありましたが、逆に言うとそういったとても短い期間にだけ、恋愛から結婚するという考えが定着しています。恋愛や結婚、そして家族に関しての歴史は別の機会にご紹介できればと思いますが、恋愛から結婚へ至るという流れは実は一般的なものではありませんでした。それはまさに、先に説明した恋愛から結婚相手を見つける場合の難しさに原因があります。
偶然運命の相手と出会い、楽しい恋愛を経て、幸せな結婚・家庭生活へと至るというのは理想的な人生の一部として描かれることがある現代社会ですが、現実的に考えると結婚したいなら恋愛は切り離して考えるべきだというのは、歴史的にも一般的な考えだったのです。
Immari(あいまり)の考える「恋愛しない結婚」
Immari(あいまり)は結婚相談所の提供できる価値を「理想の相手とできる限り早く出会い、結婚する」サポートだと考えています。この価値を提供するためには、恋愛によって結婚までの道のりが遠くなってしまうことは避けるほうが良いと考えられます。
恋愛そのものの楽しさを否定するわけでは決してなく、むしろ結婚できる相手、すなわち一生をともに過ごす相手として問題ないかどうかを恋愛によって判断してもらいたいと考えています。ただ、その判断は、恋愛しなくても分かる条件で候補を絞り込んだ後にすることを提案します。先に結婚できる基準を考え、それらをクリアした方と出会い、交際・恋愛をして、結婚に至る。結婚を目指す方にとって大切な時間を最優先するために、Immari(あいまり)はこのような結婚を「恋愛しない結婚」と定義して掲げています。
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